2010-10-02
「見て覚えろ。」
富山、先生のご自宅にてお茶のお稽古。
10月だけど、特別に炉をひらいていただいて
初めての炭手前!(見てるだけだけど)
た、楽しいー。
炭斗に納められている、火箸、鐶、窯敷、そして炭。
うっとり。
あるべきところに、あるべきものがあるってこと。
無駄はないけど、ゆとりがあるってこと。
気持ち良いです。
空間のすべてが、清々しいバランス。
再び、うっとり・・。
さて、3時間のお稽古。
たとえ、見てるだけとはいえ頭いっぱい、ショート寸前。
集中力が、途切れた。
その後、まさかのお点前指令。
途中・・
え?なに?ここで茶巾の扱い?そんなのあったっけ?
やはり、あの数秒気を失っていた時、
前のお点前を見てるようで見てなかったんだ。
さっぱり分かんない。
逆に言えば、見ているだけでも、かなり記憶しているものなんだなあと感心。
聞けば、昔のお茶のお稽古は、1年だか2年だか3年だか、ただひたすら人のお点前を見るだけだったそうですよ。
「職人の技は見て覚えろ!」なんて言いますが、まさにそれです。
でも、それに耐えられず、辞めていく人もいたとか。
まあね・・。
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