2010-10-07
「森に還る」平面作品展。
「ちょっと、見てって。」
赤木明登さんのおうちにおじゃましたら、そう言われて。
夜だったから、懐中電灯持って・・。
おうちのすぐ側に流れる小さな川の横っちょ。
照らし出されたのは・・良く見えないけど?
枯れ葉や土に埋もれて、息を潜めてる何枚もの大小さまざまな板!
板には、漆と金属粉。不思議な青い色の化学反応をおこしてる。
その上雑木林の湿った山肌に寝かせて。
夜のせいか、板たちが
じわりじわりと山にのみ込まれていってるようで、少し怖い。
どのくらいの時間、そこに置かれていたんでしょう。
きっと、何匹もの虫が上を歩いていって。
いろんな鳥が影をおとして、風が吹いて、雨が降って。
木漏れ日や、月明かりに照らされて。
じーーっとじーーっと。
銀座の桜ショップ「CO GALERY」で、その板が展示されるそうです。
そーっと、あの山肌からはがされて。
*奥さんの智子さんが、また本を出されるそうですよ。
『赤木智子の生活道具店』
風土木にて出版記念展。
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